50代Dさんの自動車保険の選び方と保険料〜子供が親の車を運転するようになった場合〜

50代のドライバーでは、子供が親の車を運転するというケースも増えてきます。このとき注意が必要なのは、年齢条件と運転者の範囲の設定です。子供の年齢に合わせた年齢条件に設定することや、運転者の範囲が「本人限定」や「本人・配偶者限定」になっているなら、運転者の範囲を「限定なし」にすることが必要です。また、運転に不慣れな子供が事故にあうリスクが高まることを踏まえたうえで、補償内容を設定する必要があります。本ページでは、同居している子供が車を運転する50代の親を例に、補償の考え方、保険料の節約法について紹介します。

プロフィール

  • 年齢・性別:54歳・男性
  • 家族構成:配偶者(53歳)、子供(23歳、21歳)
  • 車名:トヨタ アクア

自動車保険の選び方のポイント

  • 運転免許証を取りたての子供が親の車を運転するようになった
  • 親である自分と配偶者は、買い物や週末のドライブに車を利用する程度
  • 子供が友人を乗せてドライブやレジャーに行く可能性もある

50代Dさんの保険料 54,130円

  • 保険料例の算出条件については本ページ下部の「保険料例算出条件詳細」をご確認ください。
  • お見積もり条件については本ページの下部にてご確認ください。
  • 当社では損害率の動向等に応じて保険料の見直しを随時行っており、保険料は予告なく変更となる場合があります。

相手方への補償を選ぶポイント

運転免許証を取りたての子供が親の車を運転するようになった50代Dさんのケースでは、自分だけでなく子供が運転する際の事故リスクに着目する必要があります。運転に不慣れな若年ドライバーは統計的に事故リスクが高いので、相手方への補償である「対人賠償保険」と「対物賠償保険」の保険金額は「無制限」を設定するのがいいでしょう。保険金額を「無制限」にしておけば、事故にあって、法律上の賠償責任を負ってしまった場合に全額を補償してもらえます。また、相手方の車の修理費用に関するトラブルを避けるために「対物超過修理費用特約」もセットしました。

50代Dさんの相手方への補償内容

対人賠償保険 無制限 対物賠償保険 無制限
対物超過修理費用特約 あり 他車運転特約 自動セット

50代の「対物賠償保険」の保険金額

三井ダイレクト損保では、すべてのご契約で「対人賠償保険」が「無制限」でセットされます。一方、「対物賠償保険」の保険金額は選択することが可能です。三井ダイレクト損保における、50代が設定している対物賠償保険の保険金額を紹介しておきましょう。

50代の「対物賠償保険」の保険金額は「無制限」が89.2%で最も多い割合を占めています。20〜40代に比べるとやや少ない割合ですが、本ページで取り上げた50代Dさんのように子供が親の自動車を運転するケースでは、子供が運転する際の事故リスクを考えて、「無制限」にしておくのが安心です。

50代の「対物賠償保険」の保険金額

無制限:89.2% 2,000万円:4.1% 1,000万円:4.0% その他:2.7%
  • 三井ダイレクト損保の自動車保険契約者データより(2017年10月時点)。
  • 小数点第2位で四捨五入しているため合計が100%にならない場合があります。

自分や同乗者への補償を選ぶポイント

自分の車を子供が運転する50代Dさんのようなケースで、自分や同乗者への補償を選ぶポイントは、自分や家族がケガを負ったり死亡してしまった場合だけでなく、子供が運転しているときにその友人などを死傷させてしまう可能性にも留意することです。このため、できるだけ手厚い補償を用意しておいたほうがいいでしょう。

本ページでは「人身傷害保険」の「一般タイプ」を選択したうえで、保険金額を「5,000万円」に設定しています。「搭乗者傷害保険」も保険金額「1,000万円」を設定しています。事故によって車に乗っている人がケガを負ったり死亡した場合には、「人身傷害保険」と「搭乗者傷害保険」の両方から保険金が支払われる、比較的補償の手厚いプランとなっています。また、人身傷害保険を「一般タイプ」とすることで、自分や家族が、歩行中などに自動車事故にあった場合の損害にも備えることができます。

50代Dさんの自分や同乗者への補償内容

人身傷害保険 5,000万円/一般タイプ 無保険車傷害特約 自動セット(2億円)
搭乗者傷害保険 1,000万円 自損事故傷害特約 なし
搭乗者傷害Wケア なし 搭傷死亡対象外特約 なし

50代の「人身傷害保険」保険金額の設定状況

三井ダイレクト損保における、50代が設定している「人身傷害保険」の保険金額の状況をまとめたのが下記のグラフです。保険金額は「3,000万円」が32.6%で最も多く、「5,000万円」が26.2%で続いています。また、保険金額を「1億円」に設定している割合も10.8%と1割を超えています。本ページでは人身傷害保険の保険金額を「5,000万円」に設定していますが、「7,000万円」「1億円」といったより手厚い補償にすることを検討してみてもいいかもしれません。

50代の「人身傷害保険」の保険金額の設定状況

3,000万円:32.6% 5,000万円:26.2% 7,000万円:7.4% 1億円:10.8% 無制限:5.2% その他:5.1% 非セット:12.8%
  • 三井ダイレクト損保の自動車保険契約者データより(2017年10月時点)。
  • 小数点第2位で四捨五入しているため合計が100%にならない場合があります。

50代の「搭乗者傷害保険」をセットされる割合

三井ダイレクト損保における、50代の「搭乗者傷害保険」をセットされる割合をまとめたのが下記のグラフです。50代で搭乗者傷害保険をセットされる割合は88.5%です。非セットの割合を大幅に上回っています。自分や同乗者への補償として、「人身傷害保険」と搭乗者傷害保険の両方をセットしています。

50代の「搭乗者傷害保険」をセットされる割合

セット:88.5% 非セット:11.5%
  • 三井ダイレクト損保の自動車保険契約者データより(2017年10月時点)。
  • 小数点第2位で四捨五入しているため合計が100%にならない場合があります。

車への補償を選ぶポイント

事故などによって愛車が損害を被ってしまったときに、その修理費用などを補償してくれるのが車両保険です。本ページで取り上げている50代Dさんのように、運転免許証を取ったばかりの子供も車を運転するようになった場合、運転の不慣れさに起因する単独事故・自損事故のリスクにも留意して補償選びする必要があります。スピードの出しすぎでカーブを曲がり切れずガードレールに衝突してしまったり、車庫入れに失敗してしまったりといったケースも考えられるでしょう。

本ページでは、単独事故・自損事故のリスクに鑑みて、「一般タイプ」で車両保険をセットしています。ただし、免責金額に「5-10万円」を設定し、保険料を節約する工夫をしています。

50代Dさんの車への補償内容

車両保険 一般タイプ 車対車免責ゼロ特約 なし
車両保険金額 120万円 身の回り品補償特約 なし
免責金額 1回目 5万円/2回目以降 10万円 事故付随費用補償特約 なし

50代の「車両保険」をセットされる割合

三井ダイレクト損保における、50代の「車両保険」をセットされる割合をまとめたのが下記のグラフです。50代では、「一般タイプ」の車両保険をセットしている人の割合が42.6%と他の年代に比べ最大になっています。非セット者の割合は41.9%で、20〜40代に比べるとやや多くなっています。この背景には、ベテランドライバーが多いこと、車両保険をセットしなくても修理費用を用意できるだけの経済的な余裕がある人が多いことなどがあるかもしれません。

50代の「車両保険」をセットされる割合

セット(一般タイプ):42.6% セット(限定タイプ):15.5% 非セット:41.9%
  • 三井ダイレクト損保の自動車保険契約者データより(2017年10月時点)。
  • 小数点第2位で四捨五入しているため合計が100%にならない場合があります。

50代の「免責金額」の設定パターン

三井ダイレクト損保における、50代の車両保険の免責金額の設定パターンをまとめたのが下記のグラフです。最も多い免責金額の設定内容は「5-10万円」で56.9%です。2番目に多かったのは「5-10万円(車対車免責ゼロ特約あり)」で18.4%です。特約の有無はありますが、多くの人が免責金額は「5-10万円」を設定しています。

50代の「免責金額」の設定パターン

5-10万円:56.9% 5-10万円(車対車免責ゼロ特約あり):18.4% 0-10万円:13.3% 15-15万円:3.5% 10-10万円:4.5% 5-5万円:3.3%
  • 三井ダイレクト損保の自動車保険契約者データより(2017年10月時点)。
  • 小数点第2位で四捨五入しているため合計が100%にならない場合があります。

その他の補償を選ぶポイント

子供が親の車を運転するようになった50代Dさんのようなケースでは、自動車保険の年齢条件や運転者の範囲を広げる必要があるため、保険料が大幅にアップしてしまいます。保険料を節約するために、任意セットの特約の選択は慎重に行ったほうがいいでしょう。本ページでは、保険料を安くすることを重視して、その他の補償に関してはすべて「なし」としています。

50代Dさんのその他の補償内容

弁護士費用補償特約 なし レンタカー費用特約 なし
ファミリー傷害特約 なし ファミリーバイク特約 なし

保険料例算出条件詳細

見積条件 50歳Dさんの場合
年間保険料(年払) 54,130円
ノンフリート等級 20等級
運転者年齢条件 21歳以上補償
運転者の範囲に関する特約 なし
記名被保険者の運転免許証の色 ゴールド
上記以外の見積もり条件詳細
保険期間 令和03(2021)年07月01日より
令和04(2022)年07月01日午後4時まで 1年間
事故有係数適用期間 0年
メーカー名 トヨタ
車名 アクア
型式 NHP10
型式の発売年月 平成23(2011)年12月
初度登録年月(初度検査年月) 平成30(2018)年01月
AEB(衝突被害軽減ブレーキ)の有無 なし
登録番号の運輸支局 横浜
運輸支局の地域 関東・甲信越
年間走行距離(過去1年間) 10,001km〜11,000km
使用目的 主に日常・レジャー使用
記名被保険者 ご契約者と同じ
記名被保険者年齢 54歳
車両所有者 記名被保険者と同じ
割引内容 インターネット契約割引
eサービス(証券不発行)割引
車両保険セット割引
新車割引
対人賠償保険 無制限
対物賠償保険 無制限
対物超過修理費用特約 あり
他車運転特約 あり
搭乗者傷害保険(死亡・後遺障害保険金額) 1,000万円
搭乗者傷害保険(医療保険金) 一時金払
搭乗者傷害Wケア なし
人身傷害保険 (タイプ) 一般タイプ
人身傷害保険 (保険金額) 5,000万円
無保険車傷害特約 2億円
自損事故傷害特約 なし
車両保険 あり
車両保険(保険金額) 120万円
車両保険(タイプ) 一般タイプ
車両保険(免責金額) 1回目 5万円 / 2回目以降 10万円
新車特約 なし
事故付随費用補償特約 なし
身の回り品補償特約 なし
ファミリー傷害特約 なし
弁護士費用補償特約 なし
ファミリーバイク特約 なし
自転車賠償特約(対人賠償) なし
自転車賠償特約(対物賠償) なし
レンタカー費用補償特約 なし
被害者救済費用特約 あり
保険料の支払方法 年払
  • 記載の保険料例(補償内容)は2021年6月時点において、保険始期日を2021年7月1日として算出しています。今後保険料率改定で変更となる場合があります。
  • 実際の検討にあたっては三井ダイレクト損保のWebサイト等で重要事項説明書や約款のしおり(普通保険約款・特約)等を必ずご確認ください。
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